長い歴史を刻んできた日本国有鉄道。その時代に生まれた車両たちは、重厚で誇りさえも感じられます。本書では山陰・山陽地方に残る国鉄型車両を通して、その面影を求めたものです。収録は旧型国電(クモハ42)、石炭車、通票閉塞、キハ181系など。現在では姿を消しつつある(すでに消えてしまった)国鉄の生きた姿を写真と音で記録し、一冊に封じ込めました。*1998年初版発行・A4版/96頁(弘済出版社) | 1997年9月30日限りで廃止された、信越本線横川〜軽井沢。この区間は碓氷峠を越えるため、国鉄、JR線で最急勾配区間でした。このため特殊な装備で身を固めた補助機関車のサポートが必要でした。その最後の使命を果たした「EF63形電気機関車」は通称「ロクサン」と呼ばれ、最後の日まで碓氷峠を越える列車をサポートしました。「ロクサン」の奏でる力強いサウンドと、迫力の写真で構成した写音集の第一段です。*1997年初版発行・A4版/96頁(弘済出版社 現・交通新聞社) |
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