日本全国に残る国鉄時代からの設備や施設などを選定し、実際にそれを使用して現場で働く人々を取材したものです。鉄道員たち、あるいは多くの利用者が古くより愛着を持ち心を込めてきたものを現在ある姿のままにフィルムに定着しようと、米屋と斉木が4×5インチと6×6センチのフィルムカメラを用いてモノクロフィルムでこれらを撮影してきました。旅行雑誌・月刊『旅の手帖』で「ニッポン鉄道遺産を旅する」として2003年11月号から2005年10月号までの3年間にわたり連載された記事の集大成です。*2005年初版発行・A4/176頁(交通新聞社)